2024/10/31
【レシピ紹介】お腹も栄養もまんぷく!満足!
『ケチャップとカレーの2種の玄米ライスコロッケ』
今回ご紹介するのは、玄米で作る「玄米ライスコロッケ」をご紹介します。
ケチャップとチーズの玄米ライスコロッケと、ウインナーとチーズのカレー玄米ライスコロッケの2種類です。
今回は、玄米自体を具材として、コロッケを作るメニューです。
コロッケといえばジャガイモなどで作るイメージがありますよね。
実はじゃがいもはお米と同じ量を食べた場合、カロリーが半分と言われています。
じゃあじゃがいものほうがいいのでは?と思われるかもしれませんが、その分炭水化物の量が少なく、腹持ちがしにくくなります。
また、栄養面で見ても玄米の方が、食物繊維、ミネラルは玄米の方が豊富に含んでいます。
ビタミン類ではややジャガイモの方が多いものもありますが、玄米には、ジャガイモには含まれないビタミンも含んでおり、トータルで見ると、玄米のほうが様々な栄養素をとることができます。
ジャガイモのコロッケも美味しいですが、玄米で作るライスコロッケも、また変わった味が楽しめ、栄養面でも身体に美味しいコロッケです。
ベースが玄米ご飯なので、じゃがいもを蒸したり、皮をむいたりなど余計な手間もなく、炊けた玄米ご飯があれば作ることができます。
好きな具材を玄米に包んで揚げるので、お子様も一緒に作りやすいメニューです。
味のアレンジも効かせやすく、お好みの具材を入れて、楽しんで作ってください。
○栄養価
今回はそれぞれ使うチーズを変えています。
ケチャップ味はモッツァレラチーズ
カレー味はシュレッドチーズ(ピザチーズ)です。
モッツァレラチーズは白くて丸いチーズのイメージがあると思いますが、これは熟成される前のフレッシュなチーズだからです。
モッツァレラチーズはそのまま食べてもあまりチーズの匂いが強くなく、ミルクの味がすると思います。
生のままサラダと一緒に食べることができますし、温めるとトロっと溶け、他の食材の邪魔をしないとても食べやすいチーズです。
シュレッドチーズ(ピザチーズ)は、シュレッダーにかけたような細かい短冊状のチーズを指します。
何のチーズから作られていても、このような計上のチーズをシュレッドチーズといいます。
チーズは乳製品の1つで、主に牛乳から作られていることが多いですが、ヤギや羊から作られているものもあり、様々な種類のチーズがあります。
チーズには良質なたんぱく質を含んでおり、カルシウムもとても多く含んでいます。
チーズに含まれるカルシウムは、体内へ吸収しやすく、他の食材に比べても含有量がとても多いです。
他にもビタミンA、ビタミンE、ビタミンB2も含まれています。
チーズ一切れ(20g)で、牛乳コップ1杯分(200ml)の栄養素を含んでいるので、少量でたくさんの栄養素を得ることができる、効率の良い食材です。
牛乳が苦手な方でもチーズは食べられるといった方がおられますよね。
カルシウムなどの補給にはチーズはお手軽にとれる食材です。
〇栄養成分表
ケチャップとチーズの玄米ライスコロッケ(2個分)
エネルギー | 468kcal |
たんぱく質 | 9.1g |
脂質 | 17.5g |
炭水化物 | 64.8g |
食物繊維 | 3.4g |
塩分相当量 | 0.8g |
ビタミンA | 52μg |
ビタミンD | 0.3μg |
ビタミンK | 21μg |
ビタミンB1 | 0.38mg |
ビタミンB2 | 0.09mg |
ビタミンC | 14mg |
〇栄養成分表
ウインナーとチーズのカレー玄米ライスコロッケ(2個分)
エネルギー | 462kcal |
たんぱく質 | 9.1g |
脂質 | 17.4g |
炭水化物 | 62.7g |
食物繊維 | 3.9g |
塩分相当量 | 0.7g |
ビタミンA | 89μg |
ビタミンD | 0.3μg |
ビタミンK | 22μg |
ビタミンB1 | 0.39mg |
ビタミンB2 | 0.11mg |
ビタミンC | 5mg |
○材料
ケチャップとチーズの玄米ライスコロッケ(8個分)
・玄米ご飯 300g
・チーズ(モッツアレラ) 8個(約40g)
・ベーコン 30g
・玉ねぎ 100g
・ピーマン 中1個(約40g)
・ケチャップ 大さじ3
・卵 30g
・小麦粉 15g
・パン粉 15g
・塩こしょう 少々
・揚げ油
○材料
ウインナーとチーズのカレー玄米ライスコロッケ(8個分)
・玄米ご飯 300g
・チーズ(シュレッド・ピザチーズ) 25~30g
・ウインナー 40g
・玉ねぎ 100g
・人参 30g
・カレー粉 8g
・卵 30g
・小麦粉 15g
・パン粉 15g
・塩こしょう 少々
・揚げ油
どちらもコロッケ自体は控えめの味付けです。
食べる際にソースやケチャップなどをかけたりする前提なので、そのまま食べる場合は、少し塩コショウなどで調整してください。
揚げ油はサラダ油など何でも大丈夫ですが米油だと相性がよいです。
【1】ケチャップとチーズの玄米ライスコロッケのベース
① ベーコンは1cm角に切る、玉ねぎ、ピーマンはみじん切りにする
②フライパンに油を熱し、ベーコン、玉ねぎ、ピーマンを入れ、玉ねぎが透き通ってくるまで炒める
③ ②に火が通ったら、玄米をいれ、具材が混ざるように炒めながら混ぜる
④ ③が均等に混ざったら、ケチャップ、塩コショウを入れて、味を整える
⑤ 皿などに移して、粗熱が取れるように冷ましておく
この後の工程は⑥から共通です。
【2】ウインナーとチーズのカレー玄米ライスコロッケのベース
① ウインナーは1.5~2cm角に切る、玉ねぎ、人参はみじん切りにする
② フライパンに油を熱し、玉ねぎ、人参を入れ、玉ねぎが透き通ってくるまで炒める
③ ②に火が通ったら、玄米をいれ、具材が混ざるように炒めながら混ぜる
④ ③が均等に混ざったら、カレー粉、塩コショウを入れて、味を整える
皿などに移して、粗熱が取れるように冷ましておく
この後の工程は⑥から共通です。
【共通】ここから共通です。
⑥ ベースを手で触れる程の熱さまで冷まして、8等分にしておく
⑧ ラップを敷き、8等分にしたベースの1つを乗せて、丸く広げる
少し真ん中をくぼませると具材が包みやすい
⑨ ⑧に具材(ケチャップにはモッツァレラチーズ、カレーにはウインナーとシュレッドチーズ)を乗せて、包むようにして、丸くする
⑩ 小麦粉、卵、パン粉の順で衣をつけていき、揚げる準備をする
⑪ 揚げ油の温度が上がったら、⑩のライスコロッケを揚げ油に入れ、片面がきつね色になるまで揚げ、箸などでひっくり返し、反対の片面も色が付くまで揚げる
⑫ 衣全体に色がついたら、揚げ油から取り出す
基本的には元々火が通っているものを揚げているので、衣の加減が良ければ油から取り出して良い
完成できあがり!
ケチャップのライスコロッケは仕上げにケチャップやパセリをかけ、カレーのライスコロッケは粉チーズなどをかけると見た目も味も良くなります。
いかがでしたでしょうか?
お好みで、ウスターソースやカレーソース、トマトソースなどをかけても美味しくなりますよ。ぜひお試しください。
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管理栄養士
上垣 綾 UEGAKI RYO管理栄養士、栄養教諭、フードコーディネーター等の資格を取得し、今まで、保育園・企業・福祉施設など乳幼児から高齢者まで幅広い方々の献立作成や、メニュー開発、栄養指導など行なってきました。
健康や生活に役立つ玄米についてのコラムや、玄米を美味しく楽しく食事に取り入れて頂けるようなレシピの紹介など、お伝えしていきたいと思います!