2024/10/07
玄米は食べる美容! 玄米で体内から美しく、美肌にもなれる?
玄米は健康にいいだけでなく、実は美容にもとてもおすすめです。
玄米にはたくさんの栄養素が含まれますが、それらは美肌や美しい身体つくりにも役立ちます。
今回は玄米が美容に役立つ理由をご紹介します。
〇身体の老廃物を排出して、肌荒れ対策!
玄米には食物繊維が豊富に含まれています。
この食物繊維は、腸内環境を整えると言うイメージはあるかと思いますが、実は、腸内環境を整えることが、お肌の状態やニキビにも関係していることがあるのです。
玄米の食物繊維は白米と比べて約6倍含まれており、炊飯前の玄米100g当たり3gが含まれています。
この食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2つがあります。
水溶性食物繊維はその名の通り水に溶ける性質をもつ食物繊維で、コレステロール値を下げたり、血糖値の上昇を抑えてくれたりする役割を持ち、更に腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれます。
不溶性食物繊維は老廃物や有害物質を体外に排出してくれ、便を増やして排便を促す役割を持っています。
腸内環境が乱れると、悪玉菌が増え、腸内で有害ガスが増えたり、便秘になったりして身体の老廃物が排出されにくくなります。
その結果新陳代謝が悪くなって、お肌の調子が崩れて、肌荒れやニキビができたりしてしまいます。
スキンケアをしっかりおこなっていても、腸内環境が乱れていれば、便秘や老廃物が溜まってしまっていて、体調を崩したり、お肌が荒れたりする原因にもなります。 食物繊維をしっかり摂ることで、腸内環境を整え、善玉菌を増やし、老廃物や有害物質を排出して内側からお肌の調子を整えましょう。
〇新陳代謝や肌のターンオーバーを促進してくれる!
玄米には、ビタミンB群が白米に比べて5倍~2倍と豊富に含まれています。このビタミンB群は、美容に欠かせないビタミンです。
ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンをまとめた総称です。玄米にはこの中のビタミンB12以外を含んでいます。
ビタミンB群は、それぞれが違った働きを持っていますが、「代謝ビタミン」と呼ばれ、糖質・脂質・たんぱく質の代謝に関わり、エネルギーをつくるのに必須のビタミンです。
ビタミンB群は、肌のたんぱく質に関わる働きを持っており、これらが肌の代謝を活性化させて、ターンオーバーを促し、古い角質を排出して、健康な肌を作りやすくします。
また、脂質の代謝にも関わるビタミンなので、毛穴やニキビの原因になる皮脂のコントロールをしてくれたり、皮膚や粘膜の保護をしたりする働きもあるので、口内炎や皮膚炎の予防にも役立ってくれます。
ビタミンB群は水溶性のビタミンのため、一度にたくさん摂っても、体内に貯めておけずに排出されてしまうため、こまめに摂る必要があります。
決まった食材を毎食食べるのは大変ですが、玄米なら、主食として毎食、毎日食べることができるので、簡単にビタミンB群をこまめにとりやすいですよね。
また、ビタミンB群はストレスやたくさんのアルコールの摂取などでも消費されていくので、心当たりがある方は不足しないように要注意です。
〇抗酸化作用でストレスや紫外線から守ってくれる!
玄米に含まれるビタミンEには抗酸化作用があり、健康だけでなく、美容のためにも摂りたい栄養素の1つです。
体内では、身体や肌の老化、免疫の低下などの害をもたらす活性酸素が生成されてしまいます。
ビタミンEはこの活性酸素の酸化を抑えてくれる、抗酸化作用を持っています。
このビタミンEの強い抗酸化作用は、肌を紫外線などの外部刺激から守ってくれ、シミやしわなどの予防につながります。
また、血行促進や代謝にも作用するので、ターンオーバーを促し、メラニンなどの排出をすることから、健康な肌を保つことができます。
血行促進の働きがあることから、肌以外にも、身体の冷え性や肩こり、頭痛などにも役立ちます。
他にも、ビタミンEは生活習慣病の元になる、身体の酸化を防ぐので、血管の健康の維持や老化にも関係します。
血中のコレステロールの酸化を防いでくれるので、動脈硬化や心疾患、脳血管疾患などの予防にも繋がり、健康にもとても重要です。
〇まとめ
今回は代表的な3つの玄米の美容に役立つ理由をご紹介しました。
他にも、玄米に含まれるたくさんのビタミンやミネラルが美容や身体の中から美しく、健康に役立っています。
しかし、これらのビタミンもただ摂るだけではいけません。
水溶性のビタミンは1度にたくさん摂っても貯めることができず、脂溶性のビタミンはたくさん摂ってしまうと過剰になる場合もあり、いずれもこまめに摂ることが重要です。
たくさんのビタミンやミネラルを毎食摂ることは簡単ではありません。
玄米なら、ほとんどの食事で摂る、白米・パンや麺類などを置き換えることで、簡単にビタミンやミネラルを摂り入れることができます。 少し食事が偏ったときでも、不足しがちな栄養素を補給することができるので、まずは1日1食からでも玄米を取り入れてみてください。
いかがでしたでしょうか?
お肌などの美しさは、外からのケアも必要ですが、身体の中からもケアしていく必要があります。 玄米で、簡単に身体の中から美しく、美肌や健康つくりをしましょう!
DELIFUL LIFEでは、安心安全の「有機JAS認証米」の有機玄米を販売しています。
管理栄養士
上垣 綾 UEGAKI RYO管理栄養士、栄養教諭、フードコーディネーター等の資格を取得し、今まで、保育園・企業・福祉施設など乳幼児から高齢者まで幅広い方々の献立作成や、メニュー開発、栄養指導など行なってきました。
健康や生活に役立つ玄米についてのコラムや、玄米を美味しく楽しく食事に取り入れて頂けるようなレシピの紹介など、お伝えしていきたいと思います!