2024/03/29
【レシピ紹介】炊いた玄米で作る! 『ザクザク玄米クッキー』
今回ご紹介するのは、炊いた玄米ごはん作る「ザクザク玄米クッキー」をご紹介します。
黒ごまクッキー、ナッツクッキー、ココナッツクッキーの3種類です。
スイーツもせっかくなら、身体に優しいスイーツのほうがいいですよね。
ご紹介する玄米クッキーは、通常であれば小麦粉で作られることの多いクッキーを、玄米で作ります。
炊いた玄米で作るので、わざわざ買い物に行かなくてもお家にある玄米で、また炊いて余っている玄米ご飯でも作ることができます。
粉をふるうや、複雑な食材がないので、調理時間も短く、手軽に作って頂けます。
型抜きにしたり、簡単に切ったりして、形も自由にすることができるので、お子様も一緒に作りやすいおやつです。
今回は、黒ごまクッキー、ナッツクッキー、ココナッツクッキーの3種を作ります。
入れる材料を変えれば簡単にアレンジも効かせやすく、バリエーションを楽しんで頂けます。
3種以外にも、ココアや抹茶を入れたり、チョコチップやオレンジピールなどを入れたりしても美味しいですよ!
〇栄養価
通常の小麦粉のみでできているクッキーと違って、玄米も生地に入れることで、ミネラル、ビタミン、食物繊維などを摂ることができます。
プレーンそのままでも美味しく普通のクッキーよりも身体に優しく食べてもらうことができますし、一緒に混ぜる食材によって、より栄養面を引き上げることができます。
・アーモンド、くるみ
ミックスナッツなどでよく一緒に入っていることが多いアーモンドとくるみですが、この2つはそれぞれ、私たちの身体にも良い栄養素を持っています。
アーモンドには、抗酸化作用を持つビタミンEが多く含まれており、身体のサビを防ぎ、免疫機能をサポートしたり、血行をよくしたりする働きがあります。
くるみには、人のからだでは作ることの出来ない、食物から摂る必要のある多価不飽和脂肪酸のαリノレン酸を含んでいます。これには悪玉コレステロールを減らしたり、血圧を下げたりする作用を持ち、生活習慣病の予防に役立つ役割をもっています。
どちらもカロリーが高いので、摂りすぎには注意が必要ですが、無塩のアーモンドやくるみなどを選び、1日20粒前後を目安に摂るといいとされています。
・ココナッツ
ココナッツには、今回使用する乾燥のココナッツ以外にも、ココナッツミルクやココナッツオイル、ココナッツウォーターなどココナッツを使用した食材は様々あります。
ココナッツはヤシの実で、香りがよく、食べる物以外にも芳香剤やフレーバー、香水などにも使われていたりします。
ココナッツで特に注目したいのが中鎖脂肪酸を含んでいるということです。
中鎖脂肪酸は、普通の脂肪酸よりも約4倍、速く分解されて、短い時間で身体のエネルギーになります。なので、ダイエットに向いていると言われています。
また、食物繊維が多く含まれているので、腸内環境や便秘の予防にもなります。
〇栄養成分表(プレーン5枚分)
エネルギー | 240kcal |
たんぱく質 | 3.2g |
脂質 | 19.2g |
炭水化物 | 32.8g |
食物繊維 | 1.4g |
塩分相当量 | 0g |
カリウム | 95mg |
カルシウム | 19mg |
マグネシウム | 35mg |
ビタミンB1 | 0.11mg |
ビタミンB2 | 0.07mg |
葉酸 | 10μg |
○材料(クッキー約45枚分・3種各15枚ずつ)
玄米ごはん 120g
小麦粉 160g
アーモンドプードル 40g
無塩バター 80g
砂糖 80g
ポリ袋
ある程度耐久性のある破けにくい袋を準備する
ジップロックなどでも可
●黒ごま 10g
●ナッツ(アーモンド、くるみ) 20g
●乾燥ココナッツ 10g
クッキーに入れる食材は、3等分(15枚分)の場合、だいたい10~20gの範囲が上手に仕上がります
① あらかじめポリ袋にバターを入れて常温で、指で押して、柔らかくへこむくらいにしておく
② ①のバターが柔らかくなったところに、玄米ごはんと砂糖を入れて、全体がなじむまで揉む
③ 全体が混ざったら、②に小麦粉とアーモンドプードルを入れて、揉んだりこねたりして、混ぜていく
④ 全体が合わさってきたら、袋にへばりついていたのがなくなり、まとまってくるので、袋の中を覗いてムラがなければよい
⑤ 今回は3種なので、生地を3等分にして分け、●の材料をそれぞれ別で混ぜる
⑥ ⑤の生地が味付けできて混ざったら、クッキーの形を作る
*今回は簡単な棒状にアイスボックスクッキーにしますラップに生地をのせて、棒状に転がして成型し、冷蔵庫で30分ほど寝かせ、冷やし固まったら、包丁で好きな幅にスライスします(少し薄めに切るのがおすすめです)
他にも、平たくめん棒などでのばして、型抜きすることもできます
⑦確認しながら焼く
クッキーの形が成型できたら、天板にクッキングシートを敷いて生地を並べ、予熱170℃に熱したオーブンで、15分焼く
クッキーの薄さや形によっては、12.3分ほどで焼き上がる場合もあるので、確認しながら焼く
⑧ クッキーの表面や周りに焼き色が付いてくれば完成
DELIFUL LIFEでは、安心安全の「有機JAS認証米」の有機玄米を販売しています。
PROFILE
管理栄養士
上垣 綾 UEGAKI RYO管理栄養士、栄養教諭、フードコーディネーター等の資格を取得し、今まで、保育園・企業・福祉施設など乳幼児から高齢者まで幅広い方々の献立作成や、メニュー開発、栄養指導など行なってきました。
健康や生活に役立つ玄米についてのコラムや、玄米を美味しく楽しく食事に取り入れて頂けるようなレシピの紹介など、お伝えしていきたいと思います!