2025/02/13
【レシピ紹介】お家でかんたん世界スイーツ!玄米のライスプディング

今回は、玄米で作るスイーツ『玄米のライスプディング』をご紹介いたします。
ライスプディングとは、牛乳とお米がある国ではよくあるメニューで、世界各国で食べられています。
ライスプディングと調べると、トルコ料理としてよく出てきますが、インドやタイなどのアジア圏、ヨーロッパ、北欧などでも食べられおり、長い歴史もある伝統な料理、スイーツとも言えます。
日本では、ミルク粥や乳粥などとも言われ、スイーツとしてはあまり馴染みがないメニューです。
各国によって、味付けやトッピング、具材やどういった場面で食べるかなど様々で、アレンジもききやすい、面白いメニューです。
お米とミルクが必ずセットいうこともあり、手に入りやすい、作りやすい、また、栄養も豊富であることも、親しまれる所以のひとつです。
ご紹介するレシピは日本人にも食べやすいレシピですが、海外ではシナモンだけでなく、クミンやカルダモンなどを入れて、スパイスを強く効かせて食べる国も多くあります。 様々な食べ方のあるライスプディングですが、玄米とミルクの組み合わせは、栄養面でもかなり優秀ですよ。 玄米スイーツなので、大人でもお子様でも食べやすく、アレンジもきくので自分の好みにすることができます。 また、牛乳だけでなく、アーモンドミルクやココナツミルク、ヤギミルクでも作ることができ、それぞれまた違う味で楽しむことができます。
○栄養価
玄米と牛乳はそれぞれ異なった栄養素を持っていて、組み合わせることで、足りないものを補い、栄養素の組み合わせによって、相乗効果もあります。
玄米にはたんぱく質が少なく、玄米だけでは不足してしまいますが、牛乳には動物性のたんぱく質がしっかり含まれているので、組み合わせることで、たんぱく質が補完できます。 また、牛乳には豊富なカルシウムが含まれていますが、玄米に含まれるマグネシウムはカルシウムの吸収を助ける働きを持っているため、一緒に摂ることで、カルシウムの身体への吸収を促進し、骨や歯などの健康に役立ちます。 他にも、玄米は食物繊維、牛乳は乳糖で腸内環境へアプローチをしてくれるため、便秘解消や腸の動きを良くするために働いてくれます。 玄米と牛乳、日本ではなかなか慣れない組み合わせですが、栄養素面では相性はバッチリなんです。
〇栄養成分表(1食分)
エネルギー | 265kcal |
たんぱく質 | 5.9g |
脂質 | 8.5g |
炭水化物 | 40.2g |
食物繊維 | 1.2g |
塩分相当量 | 0.1g |
カルシウム | 88mg |
マグネシウム | 52mg |
ビタミンB1 | 0.20mg |
ビタミンB2 | 0.17mg |
ビタミンB6 | 0.21mg |
ビタミンB12 | 0.3mg |
○材料(カップ5食分)

・玄米 炊きあがり 200g
・牛乳 350g
・玉子 1個
・バター 30g
・砂糖 大さじ2~3
・バニラエッセンス 5滴
お好みのトッピング今回は3種類紹介
・バナナ・シナモン
・ドライフルーツ・ナッツ
・いちごソース・いちご果肉
① 鍋に玄米と牛乳、バターを入れ、弱火にかけて10分~12分炊く


②ボウルに玉子、砂糖、バニラエッセンスを入れて、しっかりと混ぜる 混ぜ方が足りないと失敗するので、玉子の白身はかたまりが無くなるまで、全体的に泡が白くなるまで混ぜる



③ ①がしっかりとなじんだら、②を4~5回に分けて入れていく、1回入れるごとにしっかりとよく混ぜ、なじんでから次を入れるようにする(※必ず弱火にしておく)


④②が全て入れきったら、弱火でふつふつとかき混ぜ続けながら火を通す
鍋の底が見えるくらいにもったりとしてきたら、火からおろし、容器に移す


⑤ 冷蔵庫でしっかりと冷えるまで冷やし、トッピングをしたら完成できあがり!


いかがでしたでしょうか?
玄米を使ったライスプディングは、香ばしさと栄養満点のデザート。ぜひ作ってみてください。

管理栄養士
上垣 綾 UEGAKI RYO管理栄養士、栄養教諭、フードコーディネーター等の資格を取得し、今まで、保育園・企業・福祉施設など乳幼児から高齢者まで幅広い方々の献立作成や、メニュー開発、栄養指導など行なってきました。
健康や生活に役立つ玄米についてのコラムや、玄米を美味しく楽しく食事に取り入れて頂けるようなレシピの紹介など、お伝えしていきたいと思います!
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